受入環境整備

受入環境整備とは……

観光地では、国内外から多くの旅行者をお迎えするために、受入環境整備が必要不可欠です。訪日外国人への多言語対応や免税手続・両替からWiFi整備等のインフラ・ハード面はもちろん、おもてなしや人材育成といったソフト面まで、分野は多岐に渡ります。
これまでの取り組み事例を、 以下にご紹介します。

多言語解説アプリ「体感 国宝彦根城」

彦根城の魅力を国内外の方々に楽しくわかりやすく解説するためのアプリを4言語(日本語・英語・繁体字・簡体字)対応で制作しました。Wi-Fiがなくとも閲覧できるようにし、GPS機能で現在位置がわかり、特定の場所に到達すると合図が出て、タップすると解説文や動画が流れる仕組みを取り入れました。企画監修は名古屋在住でオーストラリア出身のインバウンド観光コンサルタントであり、近江観光大使でもあるクリス・グレン氏が担当。
解説文の他、外国人目線でクリス氏自ら出演・解説した彦根城の秘密がわかる動画、彦根城攻略の難しさを体感できるゲーム、井伊直政公の兜をかぶれるARなど、多くの要素を盛り込み、大人も子供も楽しめるとともに、地域の歴史・文化を世界に紹介するための語学学習として、教育分野でもご利用いただけるアプリとなりました。

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スナック街を初心者でも手軽に楽しめる「彦根はしご酒クーポン」

滋賀県湖東随一の歓楽街「袋町」。彦根城・彦根駅からの徒歩圏内にあるこのエリアには、その名の由来になった袋小路にスナックやバー、クラブ、居酒屋など約100店の飲食店が軒を連ね、地元の人々に永く愛されてきました。明治時代に遊郭街として開かれ、現在も花街の面影を残すベンガラ格子の木造建造物が立ち並び、日本ならではの風情ある街並みを見ることができます。
観光面でも大きなポテンシャルを秘めているエリアではあるものの、ボトルキープやチャージ、時間制限を設ける等、お店の料金システムは様々。常連さんには理解されているシステムでも、初めて利用される方にはわかりづらい。そこで、初めての方でも手軽に簡単に安心していくつかの店舗を利用できるクーポンを制作しました。
また、スナック文化に馴染みのない日本の若者から海外の方々まで、国内外の多くの方々にスナックの利用マナーやルールをわかりやすく伝えるため、日本語・英語に対応した動画も制作。日本全国にある居酒屋チェーンでは味わえない、地方のローカルな社交場「スナック」でのディープな夜は「袋町」で決まり!

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外国人向け飲食店マップ「Eats and Sweets in Hikone」

 外国人が飲食店を選ぶ際の重要ポイントは、外国語対応ができるお店かどうかということ。そこで、英語メニューがある店舗限定の飲食店マップを作成しました。作成にあたり、英語メニューがなかった店舗については、英語メニューの作成支援も行いました。また、外国人が入店時に英語メニューの有無が把握できるよう、英語メニューを有している飲食店の店頭に「English menu available」のシールを貼付し、利用促進を図りました。


観光人材育成セミナー

インバウンド対応力強化を目的に、観光庁と連携し、全国通訳案内士を講師に迎えたセミナーを開催しました。訪日外国人旅行者への接客で重要なシーンにスポットを当てたカリキュラムの下、豊富なテキストを用いながらの本セミナーには、地域の観光事業者の方々にご参加いただきました。

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